2020/09/29

革の選別 / 裁断時の気構え

 



革製品を作る際、

一枚の革をテーブルに広げて、

革のどの箇所を使うか、

パーツごとに完成を見越して

目で見て切り分けます。

意外とこの作業は大事で、

革であればどこでも良いという訳ではありません。

革の表情だったり、革の張り・・

同じ一枚の革でも部位によって表情も張りも

マチマチです。

一般的に革は背中の部分が一番良いとされています。

反対に腹の部分は伸びやすく良くないとされています。

エルメスなどのハイブランドでは

良い箇所しか使わず、その他の部位は破棄

するそうです。

私の場合は、背中の部分を中心に

また革の表情を活かしたいのもあり

表情と質感を大事にしています。

革は大変奥深い材料です。





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