只今製作中のOiled Horsehide Shoulder Bag / Iron Lathe Button
前回のブログでも少し触れましたが
このバッグを作るにあたって木型を作りました。
では何故木型を作ろうかと思ったのか・・・
革小物制作等では木型を作りそこに水で濡らした革を
押し当てて革をその形に変形させて立体的に作る
「絞り」と言う技法があります。
革は水を含むと可塑性で形を変えて
それか乾くとその形のまま保形されるという特性があります。
でも、今回のバッグに付きましては革を水に濡らしての
絞り技法は使いません。
飽くまで裁断した平面の革のパーツをそれぞれ縫い合わせて
組み上げていこうと考えています。
では何故絞りではないのに木型を作ろうかと言う考えが
浮かんだのかと言いますと、
普段スタジオではお客様からバイクのシート制作を
依頼されることがあり、その時の制作経験から、
立体物に革を乗せながら見ていくと
革に無理な負担を掛けないでパーツごとの微妙な曲線ライン
を出しやすいと感じたからです。
バッグの形を想定した木型を作れば
それに合わせて革の型紙が作れ、
より立体的に作れるのではと思ったのです。
革靴でも木型(ラスト)と言う物が
ありますが、それに近い感覚で木型を作り
それに沿うように型紙を作り制作時もその型を利用すれば
冶具として組み上げやすいとも予想しています。
まだまだ製作途中なので何とも言えませんが
ふとこのアイディアが浮かんだので
上手く行くか行かないかは別として
まずは木を切り刻み鑢をかけ理想のアールを
イメージしながらこの木型を用意しました。
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SILVERSMITHING & LEATHERWORKS
"SPECIAL BENCHMADE PRODUCTS"
STUDIO WOKINI(スタジオ ウォキニ)
千葉県木更津市請西南2-23-6
TEL:0438-30-6455
OPEN 10:00~19:00
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