こちらは20年来の知人に10年以上前に頼まれて作った
革のサンドバッグ入れです。
板金仕事を生業とする彼はこの様な革の袋に
砂を詰め込んでその上て板金加工をするそうです。
鉄の板を置いて何千何万と叩かれた革は
見事見るも無残に穴だらけになり
手縫いも一部分がちぎれて破損していました。
年末突然連絡があり直して欲しいと・・。
画像を見てこれはある程度寿命だし革の強度も
落ちているかもしれないので作り直した方が
良いかもよ・・とアドバイスしましたが、
当の彼はこれを直して再度使いたいとの事。
分かった。
直してみるよと・・。
新たに作った方が早いし、綺麗に行くし
使うのも気持ちが良いかなと思いアドバイスした自分を少し
恥じました。
破れた穴に別の革で裏当てをしステッチをかけ
縫いをすべて解いて縫い直し、
ついでに言われてないけどジッパーも新調し
長年の汚れを落としオイルアップして
見事に蘇りました。
これでまた彼の道具の一つとして
使ってくれるかな。
物にはその人の思いも刻み込まれているんだと
再認識させて貰いました。
ありがとう。
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SILVERSMITHING & LEATHERWORKS
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