2016/02/06

英国トーマスウェア社 オイルサドル入荷

 
当スタジオでは初めて取り扱うベルト用の革が入荷しました。
 
 
イギリスの1840年創業老舗タンナー「Thomas Ware and Sons Limited社」
(トーマスウェア社)のオイルサドル。
 
昨年のレザーフェアに行った時にこの革を見つけました。
所謂ブライドルレザーなのですが、良く目にするような
上面に粉が吹いた革とはまた違った革で、
また今までも扱ってきたベイカー社のブライドルレザーとも違う
肉厚でオイリーでしなやかな革です。

「ブライドル」とは手綱などの馬具をさす言葉です。
古来乗馬が盛んなイギリスでは、一年を通して降る雨による劣化や摩耗による
破損にも耐えうる丈夫な手綱を作る為、職人達が長い時間を掛け試行錯誤し、
辿り着いたのが、蝋を染み込ませた、耐久性・防水・防湿に優れた強靭な革でした。
 
輸入された革屋さんにお話を聞いたところ、
本来この革は産業用機械のモーターベルトに使用されているみたいで
装飾小物用に作られた革ではないと
お聞きしました。
 
それでも良いから仕入れたいとの事で日本にまで持ってきたそうです。
担当の方はかなりの変態(良い意味です)マニアだと思いました。。
僕もこのようなマニアックなものは好きなので熱く色々お話しさせて頂きました。
 
特徴ですが、
革の上にはべったりとオイル(グリース)が付いていて
革の芯まで染み込んでいます。
厚みは4.7mm位あります。
バット判なのでベルトには最適かと思います。
とても緻密な革でありながらしなやかで軟らかい腰がある。
吟面(革の表面)もとても密で滑らかな印象です。
ベイカー社のは馴染むまでに時間が掛かりましたがこの革は
初めから腰にフィットします。
色は黒です。
光った黒ではなくマットな質感の黒です。
色は革の芯にまで染まっています。所謂芯通しです。
表面にはグリースがべっとりと乗っています。
 
肌はとても細やかで綺麗で上品な印象。
(オイルグリースは軽く拭き取った状態)
 
 
 
これは結構マニアックな革だと思います。
革屋さんも仕入れたは良いけど売れてないと言っていました。。
でも僕はこの革の雰囲気に非常に興味を持ち
ベルトには良いのではと思っています。
 
数量限定(10本程)でベルトの方お作り出来ます。
すでにバックルをお持ちでしたらそのバックルに合わせて裁断してお作り致します。
ベルト幅も幅細でも幅広でもお作り出来ます。
お値段は¥15000~/1本見てください。
ご興味がありましたらお気軽にお問い合わせください。
ご注文お待ちしております。
 
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SILVERSMITHING & LEATHERWORKS
"SPECIAL BENCHMADE PRODUCTS"
STUDIO WOKINI(スタジオ ウォキニ)
千葉県木更津市請西南2-23-6
TEL:0438-30-6455
OPEN 10:00~19:00  CLOSED SATURDAY
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